キッチンをリフォームするのなら、おしゃれに見えて、家族とコミュニケーションを取りやすい対面キッチンにしたい……と思う方もいるのではないでしょうか。

しかし、対面キッチンのメリットばかりに目が向いてしまうと、思わぬ後悔をすることもあります。

この記事では、対面キッチンを選んで後悔しないためのチェックポイントを解説します。

対面キッチンのメリット

対面キッチンはコミュニケーションを取りやすく、開けたキッチンといえます。

開放感がある

リビング・ダイニング側を向いて調理ができる対面キッチンは、視界が開けているので開放感があります。リビングから庭や景色が見える大きな窓があれば、気分よく料理ができそうですね。

対面キッチンにも吊戸棚を設置することはできますが、収納を他に設置できるのであれば吊戸棚は設置せずに開放感を優先することをおすすめします。

家族と会話しやすく、子どもの様子を確認できる

リビングに向かって料理ができる対面キッチンは、料理しながら家族と会話することも可能です。

リビングで遊ぶ子どもの様子もよく見えるので、小さなお子さんがいるご家庭にはおすすめのレイアウトといえます。

調理動線が短くなる

壁付け型キッチンは、キッチンの横に冷蔵庫や食器棚を配置することが多いので、動線が横に長くなりがちです。

対面キッチンは、キッチンの背面に食器棚と冷蔵庫を置く配置が多く、動線をコンパクトにまとめやすくなります。

対面キッチンにリフォームは正解?対面キッチンを選んで後悔しないためのチェックポイント

対面キッチンのデメリット

壁付け型キッチンから対面キッチンにリフォームするにあたっては、通路や広さの問題が最も懸念されます。

キッチンに面積が必要

対面キッチンは、背面に通路と収納を設置するための広さが必要になります。通路幅は80~120cmといわれていますが、狭すぎるとすれ違いがしづらくなるので注意が必要です。

また、アイランドキッチンの場合は背面だけでなく、四方向に通路・スペースが必要になります。リビング・ダイニングのスペースが圧迫されるので、問題が起きないかよく検討してから決めましょう。

アイランドキッチン・ペニンシュラキッチンならではのデメリット

キッチンカウンターを対面側に伸ばした、アイランドキッチン・ペニンシュラキッチンは、壁がないことによって以下のデメリットが挙げられます。

・においが広がりやすい

・水や油が飛び散る

・散らかった状態が丸見えになる

コンロ前にはガラス製のパネルを設置するのがおすすめです。油や汚れの飛び散りを防ぎ、レンジフード捕集効率もアップします。

壁付け型キッチンを対面キッチンにリフォームするならここをチェック!

対面キッチンにリフォームすると決める前に、チェックしておきたい項目をご紹介します。

リビングや通路の広さは十分か

対面キッチンにリフォームするには、今よりもキッチンに使う面積が大きくなります。

LDKの広さに余裕があれば問題ありませんが、現状でも狭さを感じているのであれば、対面キッチンを選ぶことは現実的ではありません。

また、対面キッチンを選ぶことによって、動線も大きく変わります。通路幅は十分取れるか、他の場所への動線、家族がぶつかりそうな場所はないかなど、プランをよく確認しましょう。

ダイニングテーブルへの動線をチェック

壁付け型キッチンと対面キッチンでは、配膳の動線が異なります。

壁付け型キッチンは、背面が空いているのでそこへダイニングテーブルを置いているご家庭も多いでしょう。壁付け型キッチンは、配膳の上では便利な動線になっていることが多いのです。

対面キッチンの場合は、キッチンの真横にダイニングテーブルを置ければ、非常に便利な動線になります。

しかし、対面キッチンの対面側にダイニングテーブルを配置する場合では、テーブルに配膳するために回り込む必要があります。

対面カウンターに料理を並べられる、家族に手伝ってもらえる場合は問題ありませんが、1人で配膳を行う場合は、壁付け型キッチンより利便性が下がるかもしれません。

ゴミ箱置き場をチェック

キッチンリフォームの際に意外と忘れがちなのが「ゴミ箱」の存在です。使用頻度が高いので、キッチンプランを計画する際に忘れないようにしましょう。

目立たせたくない場合は、シンク下や食器棚の下部に納められるプランにしておく必要があります。

対面キッチンのデメリットを回避できるリフォームプラン

対面キッチンには、手元が丸見えになる、通路幅が狭くなるなどのデメリットがありますが、それらを回避できる方法もあります。

壁付け型キッチンに腰壁を造作して対面キッチンにする

アイランドキッチンやペニンシュラキッチンはおしゃれに見える反面、カウンターまわりを隠すものがないため、雑然として見えてしまいがちです。

対面キッチンで手元を隠したい場合は、壁付け型キッチンを対面キッチンとしてレイアウトする方法がおすすめです。壁付け型キッチンの周囲に腰壁とカウンターを造作すれば、対面キッチンとして使えます。

また、腰壁の高さを高くつくり、シンク前の空間に収納スペースをつくることもできます。調味料を置く場所として便利です。

腰壁の側面にはニッチをつくり、マガジンラックにしたり、リモコンニッチにしたり。収納したい物に合わせて造作できることも、腰壁カウンターの魅力といえます。

通路幅を確保できない場合は二列型キッチンという方法も

対面キッチンをレイアウトすると、通路幅が狭くなったり、ダイニングテーブルの周囲にゆとりがなかったりといった問題が起きることもあります。

その場合はシンク側を対面キッチン、コンロ側を壁付け型キッチンにするレイアウトを検討してもよいでしょう。キッチンを二列に分けることによって、それぞれのキッチンの長さが短くなります。二列型キッチンは、キッチン横の通路幅が取りやすくなるレイアウトです。

まとめ

壁付け型キッチンから対面キッチンにリフォームする場合は、リビング・ダイニングの広さを十分確保できるかが一番のポイントです。

また、動線や使い勝手が大きく変わるケースも多いので、プランをよく確認し、ショールームで動線の違いなどを確認しておきましょう。

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