リフォームでは、中古物件を購入してリフォーム後に住み始める場合以外は基本的に、今住んでいる自宅を改装するケースが一般的です。内装を張り替える部屋まるごとのリフォームや、キッチンやお風呂が使えなくなるような水回りのリフォーム、また間取りを変えるような大きなリフォームを行う場合、住みながらでも工事を行えるものなのだろうか、と不安になるかもしれません。また、リフォーム中にストレスはたまらないだろうかと思うかもしれません。

そこで今回は、リフォームやリノベーションは住みながらでも行えるものなのか、住みながら行うことが可能なのであれば心配やストレスを溜めずに行えるものなのか、ご説明したいと思います。

1.リフォームは住みながらでも出来る?

リフォームやリノベーションの際は、仮住まいを用意する必要があるのでしょうか?よくあるリフォームの内容に合わせて、住みながらでも工事が出来るのかをご説明いたします。

■住みながら出来るリフォームが大半を占める!

リフォーム工事が入ると、職人の出入りや資材の搬入があったり、騒音があったり、使えない設備機器があったりして、いつもと同じように生活することは出来ませんが、大半のリフォームは住みながらでも行えます。

水回りの交換リフォームであれば、水道や電気、設備機器を使えない時間や使えない日がありますが、住みながらでも問題ありません。例えば、トイレの交換であれば半日から1日で終わるので、近所で借りたり、トイレが使えない時間は外出したりすることで生活には影響ありません。

お風呂の場合は、在来工法からシステムバスに交換する場合は、1週間程かかるので銭湯に行くなど代替え案が必要となりますが浴室以外は使えるため、日中の居住空間では比較的いつも通り生活できます。汗をかきやすくシャワーを何度か浴びる人であれば夏を避けてリフォームすることでストレスを軽減できるなど、浴室リフォームの場合は時期選びが大切です。

また、キッチン交換では2日~1週間程料理が出来なくなることを踏まえて外食や弁当、インスタント食品など食事の方法を考えて準備しておけば、暮らしながらのリフォームを行えます。ただしキッチンはリビングやダイニングに面していることが多く、水回りの中で最も暮らしに影響しやすい場所になるため、キッチン自体が使えないことよりも、プライベート空間が限られてしまうことの方がストレスになりやすいかもしれないので、その対策が必要です。

また、クロスや床の張替えなどの内装工事では一部屋ごとにリフォームを行えば、家具や荷物を他の部屋に移動さながら順番に工事したり、倉庫を借りて荷物のみを一時的に預けたりしながら、生活スペースを確保出来れば住みながらでも問題なくリフォーム出来ます。

■大規模リフォームやリノベーションは住みながらでも出来る?

生活空間を確保さえできればリフォームを行うことが可能ですが、大規模リフォームになるとその空間が狭まるため、住みながらのリフォームは難しくなってきます。

特に柱や基礎、屋根といった構造体だけを残したスケルトンリフォームの場合は生活空間を確保することが出来ないため、リフォーム期間中は仮住まいが必要となります。

スケルトンリフォームや間取りを変えるようなリノベーションの場合でも、ひと部屋ずつ工事を行って生活スペースを確保しながら工事をすることも出来ますが、一気に工事をするよりも手間や時間がかかってしまいリフォーム費用もかさみます。しかも、限られたスペースでの長期間にわたる生活は、環境が変わる仮住まいよりもストレスは溜まるかもしれません。

そのため、大規模リフォームでも住みながら工事をすることは可能ですが、時間や費用、ストレスを軽減させるという点では現実的とは言えません。

2.住みながらのリフォームでストレスを溜めないためには?

大抵のリフォームは住みながら行えるとはいえ、生活のリズムや環境には影響があるのでストレスの原因になってしまう場合は大いにありえます。しかし、ある程度対処は出来ます。リフォーム中にストレスを溜めないように、どんな対策が出来るかご紹介したいと思います。

■会社選びが重要

リフォーム中の音や人の出入り、作業が終わる時間などリフォーム内容や工程をある程度把握出来ていれば予想外のことが起きないためストレスを軽減することが出来ます。そのためには、コミュニケーションがしっかりととれて不安や心配なことを質問するとすぐに対応してくれ、何でも話しやすい会社にリフォームを依頼することが大切です。

工事にどれぐらいの時間や日数がかかるのか、どんな人が出入りして、立ち合いが必要なのか、外出しても問題がないのか、音はどれぐらいで、使えない場所や使えない設備があるのかなど、具体的に教えてもらい不安を取り除いたうえで工事に入らなければ、いつもと違う環境に不安要素が加わりストレスは溜まる一方です。工事中にも気になったことをすぐに言える間柄の会社にリフォームを依頼することが大切です。

そのため、リフォームの見積りを依頼して現場調査に来た時に、話しやすく説明をしっかり行ってくれる会社かどうかを確認しましょう。質問しづらい雰囲気を感じたり、不安なことがなかなか解決されなかったり、工程がはっきりしないまま工事に入ろうとするような会社は避けて他の会社を選ぶことが大切です。

■リフォーム中に楽しめることを準備しておく!

リフォーム中の環境で普段通りに生活しようと意識するとストレスが溜まりやすくなります。むしろイベントのように違う環境を楽しむ方が良い場合もあります。

例えば、リフォーム中に使える家具が限られていたり、水回りの設備機器が使えなかったりすることをサバイバルな環境に見立てて、アウトドアのように庭や家の中にテントを張って数日暮らしてみたという方もいます。子ども達にとってもウキウキする思い出となるかもしれません。

また、工事の騒音が起こることを想定して、テレビや音楽などを楽しめないのであれば、リフォーム中に読み通す本を準備したり、ものづくりを楽しんだり、同じく音が出るミシンを使って裁縫を楽しむように計画することも出来ます。リフォーム中に読み終える、仕上げるという期限付きの目標をもって夢中になれることがあれば、いつもの暮らしとの違いがストレスになることを軽減出来ます。

さらに、出来るだけ家にいる時間を減らしたり、家にいる人数を減らしたりすることでもストレスを軽減できます。パートナーの出張や子ども達の修学旅行のタイミングを利用してリフォームをすることや、リフォームの間にあえて旅行に行くことも出来るかもしれません。

3. まとめ

大抵のリフォームは住みながらでも工事を行うことが可能です。水回りのリフォームの場合は、使えない時間や設備を把握して対策をとれば住みながらでも問題ありませんし、内装リフォームの場合は、荷物や家具を移動させながらリフォームを行えます。しかし、スケルトンリフォームのように生活スペースを確保しづらいリフォームの場合は仮住まいを用意する方が効率よく行えます。住みながらのリフォームを行う際には、何でも話しやすく工程をハッキリ提示してくれる会社に依頼することが大切です。また、ストレスを溜めないように、リフォーム中に楽しめそうなことを準備することで非日常をあえて楽しむことが出来ます。

家がキレイになるリフォームですが、多少なりともストレスを感じる可能性があるので、対策をして満足のいくリフォームにしましょう。