【屋根リフォーム】屋根の葺き替えとは?メリットとデメリットを解説

住宅の屋根は、建物のなかでも紫外線や熱などの外的要因から最も影響を受ける場所となります。

そのため、当然ながら劣化も進行しやすく、建物を守るためにも定期的にリフォームおよびメンテナンスを行っていかなくてはなりません。

屋根リフォームといえば、大きく「塗装」「カバー工法(重ね葺き)」そして「葺き替え」の3種類になります。

これらは、それぞれ有している特徴が異なりますが、リフォームの際には、できるだけ理解して決定することが重要です。

そこで今回は、屋根リフォームの代表的な3つの方法のうち、「葺き替え」を中心に、メリットやデメリットなどを解説したいと思います。

屋根材の種類について

屋根に使用する材料には、いくつかの種類がありますが、代表的なものといえば以下の3つが挙げられます。

・スレート瓦

・ガルバリウム鋼板

・日本瓦

●スレート瓦

スレート瓦は、「コロニアル」や「カラーベスト」と呼ばれる薄い板状の屋根材のことで、現在主流となっているものです。

軽量で低コスト、そしてカラーバリエーションが豊富なものですが、比較的劣化しやすいため塗装など定期的なメンテナンスがカギとなります。

●ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は、ガルバリウムという合金でメッキされた鋼板でつくる屋根材のことで、リフォームではとくに人気の高いものです。

軽量であり、そして耐久性や防火性など性能面でも優れますが、コストが若干割高で、衝撃が加わるとへこみやすいといった特徴があります。

●日本瓦

日本瓦は、粘土を材料とする焼き物の屋根材のことで、伝統的に広く使われてきたものです。

きわめて優れた耐久性を有していますが、コストが高く、また非常に重いため建物の耐震性に影響を及ぼすといった特徴があります。

<屋根リフォームの代表的な3つの種類>

屋根リフォームには、以下の3種類があります。

・塗装

・カバー工法(重ね葺き)

・葺き替え

●塗装

屋根材の表面塗装を塗り替える方法です。

スレート瓦は10年程度、ガルバリウム鋼板は15~20年程度を目安に塗り替えが必要となります。

日本瓦の場合は、基本的に塗装は必要ありません。

●カバー工法(重ね葺き)

既存の屋根材を残したまま、その上に重ね葺きする方法です。

カバー工法は、屋根材が軽量であることが重要となるため、一般的にガルバリウム鋼板など金属屋根が使われます。

●葺き替え

既存の屋根材を撤去し、新たな屋根材を葺き替える方法です。

屋根材は、どの種類でも自由に選べます。

【屋根リフォーム】葺き替えのメリットとデメリット

屋根リフォームは大きく3種類あり、それぞれ特徴が異なります。

こちらでは、3種類のうち「葺き替え」について、メリットとデメリットをご紹介したいと思います。

●葺き替えのメリット

葺き替えのおもなメリットは以下の通りです。

・下地の状態がわかる

屋根の葺き替えは、既存の屋根材をいったんすべて撤去するため、下地のコンディションを確認したうえでリフォームすることが可能です。

下地のコンディションが悪いと、建物にとって重要な構造部を傷めてしまうことがあります。

重要構造が傷むということは、建物の寿命を縮める可能性が高まるということです。

とくに築後年数が古くなってくると、表面だけでなく下地にまで影響が及んでいることは珍しくありません。

その下地を確認し、状況に応じた処理をしたうえで葺き替えができることは大きなメリットです。

・耐震性向上が図れる

耐震性は建物の重量に大きく影響を受けます。

建物は、重くなるほど揺れやすくなるため、屋根を軽量化するだけで耐震性の向上が図れます。

つまり、葺き替えの際に、既存の屋根材よりも軽いものにすれば、建物の耐震性は高まるわけです。

例えば、日本瓦は重い材料ですが、ガルバリウム鋼板など金属屋根へ葺き替えリフォームを行うと、それだけで耐震性は向上します。

・外観を一新できる

屋根の葺き替えは、屋根材の選択肢が非常に多いことから、これまでのイメージをガラッと一新できます。

また、高性能な材料を選ぶことにより、断熱性や遮熱性など新たな性能を付加できることも魅力のひとつです。

●葺き替えのデメリット

葺き替えのおもなデメリットは以下の通りです。

・コストがかかる

屋根の葺き替えは、既存の屋根材を撤去するため、人件費や廃材処分費がかかるなど、他のリフォームと比較しても割高となります。

ただし、一度葺き替えを行うと、材料によってはその後のリフォームやメンテナンスは必要なくなるかもしれません。

・工期が長くかかる

屋根の葺き替えは、他のリフォームと比べて工程が多いことから、どうしても工期が長くかかります。

工事中は、ほこりや損音が発生することがあるため、洗濯物や車の駐車など日常生活にある程度の制限を受ける可能性があります。

また、当然ですが、近隣に対しても十分な配慮が必要です。

・環境への負荷がかかる

屋根の葺き替えは、既存の屋根材を解体し処分する必要があります。

廃材処理は、CO2を排出するため、他のリフォームと比べても、環境へ一定程度の負荷を与えてしまうことは避けられません。

まとめ

屋根リフォームにはいくつかの種類がありますが、なかでも「葺き替え」は建物のコンディションチェックができる点は大きなメリットといえます。

現状を知ることで、適切な処置を検討できるため、根本的な改善を図るうえでも非常によいきっかけとなります。

これからも長く暮らしていくのであれば、「葺き替え」を行うのも、よい選択といえるでしょう。


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